毎月お会いする度に私の娘の成長を写真で見て、可愛いって言って下さる利用者様がいます😁
その方に、この前娘が初めて熱を出して心配したことをお話したら、いろいろと貴重な経験談をお話して下さいました。

その方は今98歳！
終戦直後に子育てをされていて、その時は配給での少しばかりの食べ物しかなく一日一日なんとか生きていた。
子供が熱を出すことなんてしょっちゅうのこと、熱を出せば薬を出してくれる医者にかかることもできず、闇市でペニシリンという薬をやっとのことで買って飲ませていたそうです。昨夜の事のようだとおっしゃっていました。

8歳で娘を亡くされていて、当時は嫁ぎ先で、お姑と一緒に働き小さい子供をほったらかしにしてしまい、子供に何もしてやれなくて、今でも可哀そうな事をしたなと思うことがあるそう。
その時代の母親の苦労たるや想像を絶しているのだろうと、お話をお聞きしして何も返す言葉がみつかりませんでした。

今の子供達は幸せそうで、「だから、私は元気な子供の姿をこうして見せてもらえるととっても嬉しい気持ちになるの。」
そのようにおっしゃっていて、今は医療費もかからないし、食べ物に困ることはないし、当たり前に元気な生活が送れていることがすごく価値のあることなのだと改めて感じました。

私の為に、貴重なお話をして下さった、その方に感謝したいです。

福祉用具課のクロコダイル